うつわの金継ぎ修復をさせていただきました。
2018年7月6日
うつわの金継ぎ修復をさせていただきました。
今回も遠方の方から宅配での依頼。
徳島県のお友達とそのおともだちの器たち、
それから奈良からも。
「器を壊してしまってどうしよう…」といういざというときに思い出していただけると嬉しく思います。
かなり割れの激しい状態のものもありました。
バラバラなものもパズルのようにひとつひとつ丁寧に接合しなおります。
小さい器から大鉢まで・・・
また喜んで使えるようになる嬉しさを想いながら、
ゆっくり 丁寧に 作業をすすめます。
金継ぎの工程はざっとこんなかんじ…
01 素地調整
02 接着 、削り、磨き
03 隙間パテ埋め、削り、磨き
04 下塗り赤絵
05 上塗りと 蒔絵
のような手順。
各写真、befor(作業前)→middle(金継ぎ前)→aftre(金継ぎ後)でとりました。
金継ぎをするものとしては致命傷なのですが、うるしに弱いです。
かなりな確率でかぶれています(-_-;)
用心しているにもかかわらず…
子供のころから漆かぶれの常連で、大人になった今でもダメ(-_-;)
漆かぶれは最悪なことにキツイです。
日常生活に支障をきたすほど…。
それでも、うつわを修復することは大切な役割だと思うし、
壊れた器がなおり、また使える喜びを思うと、金継ぎはやめられません☻
大切に思える器をいつも丁寧につかい、食卓をいろどり、
もし不本意にも壊れてしまっても
直しながらもずっと使う…
そんな暮らしがいいなって思います。