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藍を建てる2020①

2020「藍建て」

ようやく暖かさが続く季節、

この時期を待ちに待ち、昨日2020年5月9日『藍建ての仕込みを開始』

 

藍染めと言えど、様々な手法があります。

その中でも発酵建てにこだわり、全てを自然界にあるもので染めたいのです。

なぜか?

以前、化学建ての方法で、藍染をしました。

もちろん見ためは藍染めです。

香りも輝きも魅力的ではなかったのです。

化学建ては、レシピに従って進めるだけで簡単に還元染浴が得られます。

その時は、あ〜こんなもんか…楽し〜

とやり方を知った…までのことでした。

後、藍を調べていくうちに、発酵建てに興味を持ちました。

 

庭で藍を育て

様々な資料を調べに調べ、

 

一昨年2018年 初めて発酵藍建てをしました。

自家栽培の藍を生葉から発酵させ、藍を建てる方法で

なんとか藍を染めることができました。

その藍の華は輝く碧い宇宙

キラキラと息をしてぷくぷくと生きていて、

忘れられない輝きと香りがありました。

私の中で「生きていく上で、欠かせない繋がりがこの小さな藍の宇宙にある」と確信しました。

その藍で染めた自然布たちの輝きは感動でした。

自分の小さな庭で、こんなことができるのか…

自然が身近にあり、暮らしの中で繋がる

私のできること、やるべきことはこれだ、とあの時と変わらず今も感じています。

 

しかしながら、初めての藍建は、知識も不十分だったり、少し弱く持続性に乏しい状況でした。

量も少なかったせいもあったと思います。

 

昨年2019年は、藍が全く育たず、断念

各地でも藍の育ちが悪く採れ高が少なかったと聞きました。

そんな中、ご縁をいただき、希少な藍で出来た「すくも」を分けていただくことができました。

(*すくもとは…藍の葉を発酵させて保存可能にしたもの)

 

 

藍建ては、温度管理がとても重要です。

少しでも安定しやすいよう、暖かくなるこの時期を待って、開始です。

 

分けていただいたすくもは3キロ。

(内500gは後自分で作ったものと見比べ参考にするために置いておく)

・すくも2.5キロ

・灰汁(あく)50ℓ

で作っていきます。

・還元菌の養分には、酒粕を使います。(地元の若狭酒造さんで分けていただきました)

PH調整も灰汁だけでコントロールできれば、消石灰はなしでいければと思っています。

 

 

△▲1日目▲△

灰汁(あく)づくりをしました。

木灰に対して10倍の熱湯を加えて、翌日までに放置。

↑1日放置で上澄はこんなに綺麗になっていました。

(この後1番灰汁〜3番灰汁まで作ります。)

 

△▲2日目▲△

すくもの下準備

すくもにひたひた程度の灰汁を入れ柔らかくします

↑これがすくも

 

↑この中で藍建てをします

 

↑灰汁を入れました。まだまだ硬いです。

1〜3日様子を見ながら、柔らかくなったら、次の工程です。

・・・つづく

 

おまけ。。。。

ちょうどお庭では、種まきした藍の芽が育ってきました。

この葉で、今年はすくもを作ります。

 

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